湊地区の人達や湊小学校の5,6年生、光陽中学校の生徒を対象に募集した「みなと独楽吟」の入賞者の表彰式が、10月20日(日)に湊公民館で開かれた「湊フェスティバル2019」の開会式で行われました。
みなと独楽吟は、昨年の橘曙覧没後150年記念祭に引き続き実施され、一般の部、ペアの部、中学生の部、小学生(ペア)の部の4部門で募集しました。総数378点(一般の部30点、ペアの部4点、中学生の部304点、小学生の部40点)の応募があり、みなと独楽吟実行委員会が厳正に審査し、各部門で金、銀、銅賞を決めました。
表彰式では、実行委員長の片矢明・青少年育成福井市民会議湊支部長から受賞者に表彰状と副賞が贈られました。入賞作品は、湊公民館2階の大会議室前の廊下に展示してあります。
<みなと独楽吟実行委員会>

              【入賞作品一覧】(敬称略)

<一般の部>

金賞

楽しみは おんぶした孫 それぞれに 夢の扉を 開くとき

(岡本 照子)

【選評】祖父母から子、孫へと世代をつないでいく成長の過程が感じられる。「夢の扉を開くとき」の表現が素晴らしい。

銀賞

楽しみは 一人暮らしも 友がいて 昔話に 花が咲くとき

(伊藤 良一)

楽しみは 孫の成長 母の生 お互いに 思い逢うとき

(山根木 としみ)

銅賞

楽しみは みんなの広場で 脳体操 皆がまちがえ 爆笑するとき

(河端 利子)

楽しみは 背丈伸びゆく 孫たちに 幼き日々を 映し見るとき

(番重 恵美子)

たのしみは 明日のわが身を 思いやり 計画立てて 金貯めるとき

(冨田 習三郎)

 

<ペアの部>

金賞

楽しみは 病みし妻の めざめまち 思いをこめて 朝餉(あさげ)作るとき

(夫・佐藤 紘一)

楽しみは 朝日差し込む 窓辺にて 楽しく朝餉 共にするとき

(妻・佐藤 節子)

【選評】病気の妻のために朝食を作る夫と、夫と一緒に朝食をとる妻の夫婦の愛情がひしひしと感じられる。朝日が差し込む窓辺で朝食をとる情景が浮かんでくる。

銀賞

楽しみは 朝早くから 父のため 弁当作る 娘見るとき

(父・田中 憲二郎)

楽しみは 朝早くから 料理して 食べた家族が 笑顔になるとき

(子・田中 愛子)

銅賞

楽しみは 「おいしかった」の一言を 想像しながら ごはん作るとき

(母・牧野 伊公代)

楽しみは 部活おわって 腹が鳴り 家に帰って ごはん待つとき

(子・牧野 夢叶)

 

<中学生の部>

金賞

たのしみは 円陣「オー」と 一声で みんなの心が 点火するとき

(3年 和田 紘希)

【選評】中学生らしい新鮮味のある歌だ。「円陣」が「エンジン」を連想させ、力強さを感じる。

銀賞

楽しみは 遠くはなれた 父さんに 会いにみんなで 旅をするとき

(3年 山﨑 南実)

楽しみは 家族旅行で はりきった バックミラーの 笑顔見るとき

(3年 前田 唯心)

銅賞

たのしみは イラストを描き プロ達の 名作達と 見比べるとき

(1年 大類 姫心)

たのしみは 夏の初めの 空の下 春には聴けぬ 虫の音(ね)聴くとき

(2年 木村 晃綺)

たのしみは 苦手な勉強 がんばって テスト返しで 満足するとき

(2年 谷上 梨那子)

 

<小学生(ペア)の部>

金賞

楽しみは 残りわずかの 友達と 最後の一年 共に過ごすとき

(6年 伊東 鈴菜)

楽しみは 初めましてと 言い合って どちらの気持ちも 笑顔なるとき

(6年 林 果愛)

【選評】残りわずかとなった最後の1年、友達と楽しく過ごそうと思う気持ちが伝わってくる。また、初めて会った時にお互いに笑顔になった友情の芽生えとの対比が面白い。

銀賞

楽しみは 夏の日の夜 友達と 線香花火で 対決する時

(6年 高橋 悠)

楽しみは 夜空に咲いた 大輪の きれいな花火を 見上げる時

(母 高橋 絵里)

銀賞

たのしみは 毎日こうれい 持ち物を ジャンケンでかけ 勝利したとき

(6年 梅田 雅矢)

たのしみは ジャンケンで勝ち 喜んで 手ぶらで歩き 楽してるとき

(6年 藤田 琉聖)

銅賞

たのしみは たん生日会 計画を たててみんなと ワクワクするとき

(6年 竹山 結梨)

たのしみは ドキドキしながら 準備をし 成功願って 笑顔にするとき

(6年 中次 柊)

銅賞

楽しみは 本を手に取り 1ページ そわそわしながら ページめくる時

(6年 森田 くるみ)

楽しみは 机にすわり 図書室の 本を読みながら くつろぐ時

(6年 谷口 絢音)

銅賞

たのしみは ドリブル進め パスをして みんなでせめて シュートするとき

(6年 前川 空良)

たのしみは サッカーゴールに シュートして みんなと一緒に 喜ぶ時

(6年 橋詰 蓮)